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エプロンの正しい洗い方・お手入れ方法|帆布・綿・麻別に職人が解説

お気に入りのエプロンを購入したはいいけれど、「洗い方がわからない」「縮んでしまった」「色落ちさせてしまった」という声をよく耳にします。

エプロンは毎日使う実用品だからこそ、正しいケアが長持ちの鍵になります。とくに帆布(キャンバス)や麻素材のような上質なエプロンは、間違ったお手入れで風合いを損ないやすいため注意が必要です。

この記事では、京都で70年以上にわたり布・繊維を扱ってきた職人の経験をもとに、エプロンの正しい洗い方と長持ちさせるケアの方法を、素材別にわかりやすく解説します。

エプロンはどのくらいの頻度で洗うべきか

エプロンを洗う頻度は、「使い方」と「素材」によって変わります。

用途別の洗濯頻度の目安

用途 洗濯頻度の目安
料理(毎日使用) 2〜3回使ったら1回
本格調理・揚げ物・煮物 使用ごとに洗う
軽い作業(パン作り・盛り付け) 週1〜2回
DIY・ガーデニング 汚れが目立ったら
カフェ・飲食店用途 毎回

「臭いが気になったとき」「目に見える汚れがついたとき」も洗うサインです。反対に、帆布素材のエプロンは過度な洗濯が生地の風合いを損なうことがあるため、必要以上に洗いすぎないことも大切です。

素材別の特性と洗い方の考え方

エプロンの素材には大きく3種類あります。それぞれの特性を理解することが、正しいケアの第一歩です。

綿(コットン)エプロン

綿素材は吸水性が高く、汚れが落ちやすいため、洗濯のしやすさが特長です。

  • 洗濯方法:洗濯機・手洗いどちらも可
  • 注意点:縮みやすい。初洗いで3〜5%縮む素材もある
  • 乾燥:乾燥機は避け、陰干しが基本

麻(リネン)エプロン

麻は通気性が高く、夏場に人気の素材です。使い込むほどに柔らかくなる経年変化も楽しめます。

  • 洗濯方法:手洗い推奨(洗濯機使用時は「弱流・ドライコース」)
  • 注意点:濡れたまま放置すると黄ばみやすい。速やかに乾燥させる
  • 乾燥:形を整えて陰干し。シワが出やすいため軽くアイロンをかけると美しく仕上がる

帆布(キャンバス)エプロン

帆布は綿や麻の糸を平織りにした厚手の生地で、耐久性・耐水性に優れています。適切なケアをすれば、使い込むほどに体に馴染んでいく「経年変化」が楽しめる素材です。

  • 洗濯方法:手洗いまたは洗濯機(弱流コース)
  • 注意点:初洗い時に若干の縮みが出ることがある。乾燥機使用不可
  • 乾燥:形を整えて陰干し。乾燥後は生地がやや硬くなることがあるが、使い込むうちに柔らかくなる

帆布エプロンの正しい洗い方:ステップ別解説

kiten.のエプロンで採用している帆布素材を例に、正しい洗い方を具体的に解説します。

ステップ1:洗濯表示を確認する

まず、エプロンのタグに記載された洗濯表示を確認してください。「手洗いマーク」「弱洗いマーク」など、素材や製品によって推奨する洗い方が異なります。

ステップ2:前処理(頑固な汚れがある場合)

油汚れや食べこぼしがある場合は、洗濯前に前処理を行います。

  1. 汚れた部分に食器用洗剤または部分洗い用洗剤を少量つける
  2. 柔らかいブラシや指で、生地を傷めないよう優しくなじませる
  3. 2〜3分おいてから洗濯へ進む

ポイント:ゴシゴシと強くこすると生地が傷むため、「なじませる」感覚で行う。

ステップ3:洗濯機を使う場合

  1. エプロンを裏返しにして洗濯ネットに入れる(表面の摩擦・色落ちを防ぐ)
  2. 洗濯機を「弱流」または「ドライ・手洗い」コースに設定
  3. 水温は30℃以下の冷水〜ぬるま湯を使用
  4. 洗剤は中性洗剤(おしゃれ着洗い用)を使用し、量は規定の半分程度でOK
  5. 脱水は短め(30秒〜1分)にする

ステップ4:手洗いをする場合(推奨)

帆布エプロンは手洗いがもっとも生地に優しい方法です。

  1. 洗い桶またはシンクに30℃以下のぬるま湯を張る
  2. 中性洗剤をよく溶かす
  3. エプロンを沈め、押し洗い・もみ洗いで全体をやさしく洗う
  4. 汚れがひどい箇所は軽く指でなじませる
  5. すすぎは2〜3回、しっかり洗剤が落ちるまで行う
  6. 絞るときはねじらず、両手で押さえるように水気を切る

洗濯時に避けるべき4つのNG行為

NG1:乾燥機にかける

帆布・麻・綿素材はすべて乾燥機によって大きく縮む可能性があります。特に帆布は乾燥機の高熱で生地が硬化したり、縮んで型崩れすることがあります。乾燥機は使用しないのが鉄則です。

NG2:漂白剤を使う

一般的な塩素系漂白剤は、帆布・麻の繊維を傷め、色落ちや変色の原因になります。白いエプロンであっても、漂白が必要な場合は「酸素系漂白剤」を選び、適切に希釈して使用してください。

NG3:濡れたまま放置する

洗濯後に濡れたまま長時間放置すると、カビや生乾き臭の原因になります。帆布は厚手のため乾きにくく、特に注意が必要です。洗濯後は速やかに形を整えて干しましょう。

NG4:直射日光に長時間当てる

日光に長時間当てると、生地の色が退色(色褪せ)しやすくなります。とくに濃い色のエプロンは、日当たりの良い室内か、直射日光を避けた日陰で干すのが基本です。

乾かし方・アイロンがけのポイント

乾かし方

  1. 洗濯後すぐに、エプロンを形を整えながら干す
  2. 肩部分や腰紐部分をしっかり伸ばし、シワを手で整える
  3. 日陰または室内の風通しの良い場所に掛けて干す
  4. 帆布は完全に乾くまで時間がかかる(6〜12時間程度)ため、天気の良い日の洗濯が理想

アイロンがけ

帆布エプロンへのアイロンは基本的に不要ですが、綿・麻エプロンのシワが気になる場合:

  • 綿:中温(150℃前後)、スチームありでかける
  • :高温(200℃前後)、スチームありで生地を傷めない程度にかける
  • 帆布:低温スチームで表から軽く当てる程度。強くかけると生地が光ってしまうため注意

長く使うための保管・収納方法

エプロンを美しく保つためには、保管方法も重要です。

推奨する保管方法

ハンガーにかける(最もおすすめ)

エプロンはたたんで引き出しに収納するより、ハンガーにかけて吊るすのが理想です。たたみジワが防げるうえ、取り出しやすく使い勝手も向上します。

フックに掛ける

キッチンの壁やドア裏にフックを設置して掛けておくと、すぐに使えて便利です。見えるところに出しておくことで、エプロンが「道具」としての存在感を持ちます。

避けるべき保管方法

  • ぐちゃっとたたんで収納:シワが定着しやすく、生地に折り目がついてしまう
  • 湿った状態で収納:カビ・臭いの原因になる
  • 重いものの下に置く:型崩れの原因

まとめ:正しいケアが「一生モノ」を育てる

エプロンは日々の暮らしの相棒です。正しいケアをすることで、購入時の品質を長期間維持しながら、使い込むほどに自分だけの風合いが生まれていきます。

ポイント 内容
洗濯頻度 用途に応じて2〜3回使用ごと〜毎回
洗い方 手洗い推奨・洗濯機なら弱流コース
乾燥機 使用不可
乾かし方 陰干し・形を整えてから
保管 ハンガーまたはフックに吊るす

「一生モノ」と呼ばれるエプロンは、作りの良さだけでなく、使い手のケアによって完成します。正しい洗い方と保管を習慣にすることで、エプロンは何年経っても現役であり続けます。

長く使える上質なエプロンをお探しの方は、ぜひkiten.の帆布エプロンをご覧ください。京都の職人が70年以上磨き続けた布づかいの技術が、一枚一枚に込められています。

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