この記事でわかること

  • 例年と同じ贈り物から一歩ずらしたいときに、エプロンがおすすめな理由
  • 贈られる側の半数以上は、自分を「高齢者」だと思っていないという事実
  • 「これからも元気に続けてほしい」を形にできる、エプロンならではの魅力
  • 腕を後ろに回さずに着られるか——相手に寄り添う5つの選び方の基準
  • 割烹着が「懐かしさ」以上に、理にかなった暮らしの道具である理由
  • 予算の中心が2,000〜5,000円のなかで、1万円台の一着が向く人・向かない人

敬老の日の贈り物といえば、食品やお菓子などの「消えもの」が定番です。だからこそ、毎日手にとって使えるエプロンを選ぶことで、例年とは少し違う特別なプレゼントになります。

私たちは京都で1950年から旗や暖簾をつくってきた旗屋です。その技術を暮らしの道具に生かしたブランド「kiten.」として、日々エプロンや割烹着を仕立てています。

作り手の目線から見ると、実はエプロンは敬老の日と非常に相性のよい贈り物です。この記事ではその理由と、相手に本当に喜んで使ってもらうための「5つの選び方の基準」をお伝えします。

敬老の日とは|そもそも誰を祝う日か

毎年の敬老の日がいつか、そして本来どういう意味を持つ日なのか。ここを少し振り返っておくと、贈り物選びの「軸」が自然と見えてきます。

敬老の日は、毎年「9月の第3月曜日」と定められています(内閣府「国民の祝日」について)。

趣旨を定めているのは、国民の祝日に関する法律(第2条)です。条文には「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」と記されています。

この言葉をそのまま受け取ると、敬老の日は二つの意味を持っています。ひとつは長寿を祝うこと。もうひとつは、これまで社会に尽くしてきたことへの敬意を示すことです。

後者は、単なる年齢の話ではありません。何歳であるかではなく、その人が積み重ねてきた時間に向けられた敬意です。贈り物を選ぶ際にも、この二つのどちらに想いを込めるかで、選ぶ品物は変わってくるのではないでしょうか。

敬老の日に実際に選ばれているもの、そして予算

世の中でどのようなものが贈られているのかを知っておくことも、品物選びのヒントになります。

Groov株式会社(敬老の日.jp運営)が公表した敬老の日ギフトに関するアンケート調査(2025年実施)によると、「敬老の日に贈りたいもの」の上位は次のような結果でした。

順位 贈りたいもの 割合
1 食品・グルメ 41.4%
2 スイーツ 14.4%
3 お花・観葉植物 11.6%
4 健康・生活雑貨 8.8%
5 お酒・ビール 4.9%
5 ファッション・アクセサリー 4.9%

エプロンが含まれるとすれば「ファッション・アクセサリー」の4.9%にあたります。食品・グルメの41.4%と比べると、はっきりと少数派です。

つまり、敬老の日にエプロンを贈るのは、決して主流の選び方ではありません。しかし、そこにこそ大きな意味があると考えています。

予算についても見てみましょう。同社が実施した別のアンケート調査では、予算帯は次のように分布していました。

予算帯 割合
4,000〜5,000円未満 18.2%
3,000〜4,000円未満 16.2%
2,000〜3,000円未満 16.0%
お金をかけない 13.8%
5,000〜8,000円未満 9.9%
1,000〜2,000円未満 9.4%
金額は問わない 6.3%
8,000〜10,000円未満 5.8%
10,000〜30,000円未満 2.7%
1,000円未満 1.7%

作り手として、ここは正直にお伝えしておきたいと思います。前述の調査の通り、敬老の日のご予算は「2,000〜5,000円未満」が中心です。1万円を超える予算を組む方は、全体の2.7%にとどまります。

エプロンを贈るという選択は、品物の面でも金額の面でも多数派から少し外れたところにあります。ですが、その「外れていること」が、そのまま特別な想いとして相手に伝わるはずです。

次のようなお考えがあるなら、エプロンは素晴らしい選択肢になります。

  • 例年と同じような贈り物から、今年は少し趣向を変えたい
  • ご兄弟やご親戚と贈り物が重なるのを避けたい
  • 消えものではなく、毎日手にとって使えるものを残したい
  • 「これからも元気で好きなことを続けてほしい」という気持ちを形にしたい

食べてなくなるものではなく、明日も明後日も自然と手が伸びるものを選ぶ。そんな目線で、この先も読み進めていただければ幸いです。

贈られる側の半数以上は、自分を「高齢者」だと思っていない

ここが、敬老の日の贈り物選びでいちばん見落とされがちなポイントです。それは「贈る側」と「贈られる側」での、年齢に対する認識のずれです。

内閣府の平成26年度 高齢者の日常生活に関する意識調査では、全国の60歳以上の方に「あなたは、自分を高齢者だと感じていますか」と尋ねています。結果は次のとおりでした。

回答 割合
はい 43.4%
いいえ 51.3%
無回答 5.3%

60歳以上であっても、半数以上の方は自分を高齢者だとは感じていないのです。

年齢が高くなるにつれてその割合は増えますが、それでも「70〜74歳で約5割、75〜79歳で約7割」という結果が出ています。言い換えれば、70代前半まではおよそ半数の方がご自身のことを高齢者だとは思っていません。

「そもそも高齢者とは何歳からか」という問いに対する回答も、その感覚を表しています。

何歳から高齢者だと思うか 割合
70歳以上 29.1%
75歳以上 27.9%
65歳以上 6.4%
60歳以上 1.1%

60歳代を高齢者の入口と考える方は、合わせても1割に届きません。

これらの声から見えてくるのは、とてもシンプルな事実です。敬老の日の贈り物において何より大切なのは、「お年寄り扱いをしないこと」ではないでしょうか。

だからこそ、エプロンが敬老の日にふさわしい

その意味で、エプロンはとても理にかなった贈り物です。なぜなら、エプロンはこれから何かをするための道具だからです。料理をする時間、庭いじりを楽しむ時間、手を動かす時間のためのものです。

いたわりを込めた品物は、時として「もう無理をしないで休んでね」という響きを持つことがあります。エプロンはその逆で、渡すこと自体が「これからも元気で続けてくださいね」というエールになります。 相手を年齢でくくるのではなく、その人が日々の暮らしで楽しんでいることに目を向けた贈り物なのです。

長寿を祝うだけでなく、その人が重ねてきた時間に敬意を示す。先ほど触れた法律の趣旨にも、まっすぐ重なる選び方だと私たちは考えています。

敬老の日のエプロンを選ぶ5つの基準

では、実際にどのようなエプロンを選べばよいのでしょうか。お相手が70代・80代であることを想定すると、デザイン性よりも先に、身体の動きに寄り添う条件が大切になります。

基準1:腕を後ろに回さずに着られるか

まず確認していただきたいのが着脱のしやすさです。年齢を重ねると、肩を大きく上げたり、腕を背中側に回したりする動作が少しずつ億劫になることがあります。

背中で紐を結ぶタイプや、後ろのボタンを留めるタイプは、着るたびにこの動作が必要です。手間がかかる道具は、忙しい日や疲れた日から徐々に手が伸びなくなってしまいます。

おすすめしたいのは、頭からすっぽりかぶって着られる形です。実際に割烹着を毎日愛用されている方に伺うと、首の後ろの紐は結んだままにしておき、前からかぶるだけ。あとは背中側を1カ所留めて、すぐに作業に入るそうです。着る動作がどれだけシンプルかが、長く使っていただけるかの分かれ目です。座ったままでも着脱しやすいかどうかも、あわせて確認しておくと安心です。

基準2:軽さと肌ざわり

次に生地選びです。「厚くて丈夫なものが一番良い」とは限りません。

エプロンは、肩と首で全体の重さを支える衣類です。生地が重ければ重いほど、長時間着けたときの首や肩への負担が増してしまいます。丈夫さを優先して厚手を選んだ結果、肩が凝って着なくなってしまった、というお話もよく耳にします。

肌ざわりも大切です。ごわつく生地は、動くたびに腕まわりや首元で摩擦を感じます。「軽くて、丈夫で、肌当たりが柔らかい」。 この三つをバランスよく満たす生地を選ぶことが理想です。素材ごとの違いについては失敗しないエプロン素材の選び方でも詳しく解説しています。

基準3:丈と身幅は「大きめ」が親切とは限らない

サイズ選びは、贈り物でいちばん迷うところかもしれません。相手の正確な寸法が分からないぶん、つい「大は小を兼ねる」と大きめを選びたくなりますよね。

しかし、実際の使い心地を伺うと逆の答えが返ってきます。ある方は「作業で動くから」と大きめを選んだところ、紐を締めても肩からずり落ちてしまい、着るたびに直す手間が増えてしまったそうです。「買うなら普段より1サイズ下でもいいくらい」とおっしゃっていました。

ですので「迷ったらとりあえず大きめ」ではなく、できるだけ身幅の合うものを選んであげるのが、長く使っていただくためのコツです。測り方の目安はワークエプロン サイズ選び徹底ガイドにまとめています。

丈の長さは、作業の姿勢に合わせて選びます。立って調理する時間が長いなら膝上丈が動きやすく、しゃがむ作業(庭仕事など)が多いなら、床につかない範囲で少し長めが向いています。

基準4:色は「年寄りっぽく見えない」と「汚れが目立たない」の両立で

色選びは、意外と失敗が起きやすいポイントです。

真っ白は清潔感がありますが、日常の道具としては汚れが気になりやすいという声があります。着物生活の長いベテランの方も「白い割烹着は汚れが目立ちやすいから、日常用には薄いグレーを選ぶ」とおっしゃいます。汚れがはっきり見えると、洗濯の心理的なハードルが上がってしまうためです。

一方で、地味すぎる色合いや、いかにも昔ながらの「割烹着」といった真っ白は、かえって年齢を感じさせてしまうことがあります。 先ほど触れたように、贈られる側の多くはご自身を「お年寄り」だとは思っていません。

実用性と気分を両立させるなら、「中間から少し濃いめの無地」が扱いやすくおすすめです。汚れが目立ちにくく、顔まわりが暗く沈みすぎず、ちょっとそこまで外に出ても違和感のない色合いです。

基準5:洗濯に耐えるか

最後は長く使えるかどうかです。エプロンは衣類のなかでも特に洗濯の頻度が高いものです。何年もつかは、「生地の強さ」と「色落ちのしにくさ(染めの堅牢度)」にかかっています。

濃色のエプロンは、生地が丈夫でも色が褪せてしまうと、どうしても古びた印象になってしまいます。摩擦や洗濯に強く、色が落ちにくい染め方で作られているかどうかが大切です。

また、贈る際に「普通に洗濯機で洗えるよ」など、お手入れの方法を一言添えてあげると、お相手も気を遣わずにどんどん使ってくれます。(詳しい洗い方はエプロンの正しい洗い方・お手入れ方法をご覧ください)

割烹着という選択肢──「懐かしさ」以上に、理にかなった暮らしの道具

70代・80代への贈り物として割烹着を考えるとき、「昔着ていたから馴染みがあるだろう」という理由で選ばれることがよくあります。ですが、私たちは「懐かしさ」だけで選ぶのは少しもったいないと考えています。懐かしさだけで選ばれたものは、いずれ使われなくなってしまうことが多いからです。

私たちが割烹着をおすすめする本当の理由は、その「構造的な合理性」にあります。

覆う範囲が違う

割烹着には袖があり、背中側までしっかりと回り込みます。前面だけをカバーするエプロンと違い、腕からわき腹までを汚れから守ってくれます。

料理中、意外と汚れやすいのが腕まわりです。洗いにくいセーターやカーディガンの袖口を守れるのは、秋冬はもちろん、季節を問わず嬉しいポイントです。

着るまでの手数が少ない

前章の「基準1」でも触れましたが、割烹着の多くは「かぶって着る」構造です。背中で紐を結ぶ必要のあるエプロンに比べて、着るための動作が少なくて済みます。

袖口にゴムが入っているものなら、作業中に袖が落ちてくる煩わしさもありません。締め付けが気になる方は、袖を少し伸ばしておくだけでゆったりと着られます。皿洗いでゴム手袋を使う場合も、袖口が濡れる心配がありません。

エプロンとの違いを整理してから選ぶ

もちろん、すべての場面で割烹着が最適というわけではありません。エプロンには「さっと着けられる手軽さ」や「涼しさ」という明確な良さがあります。暑がりな方や、さっと着脱したい方にはエプロンの方が喜ばれます。

どちらが生活スタイルに合いそうか迷われた際は、割烹着とエプロン、どちらを選ぶ?もぜひ参考にしてみてください。

相手別・年代別の選び方

同じ敬老の日でも、お相手のライフスタイルやご年齢によって、最適な一枚は変わってきます。ここまでの基準を踏まえ、お相手別にご提案します。

祖母・母へ贈る場合

台所に立つ時間が長い方なら、割烹着か、少し長めのロング丈エプロンが向いています。服をしっかり守れることと、着脱が負担にならないことを優先して選んでみてください。

また、「ちょっとした外出着として着られるか」を気にする方も多くいらっしゃいます。ゴミ出しや回覧板を回すときなど、エプロンのまま外に出られるデザインだと、日々の出番がぐっと増えます。詳しくは女性へのエプロンプレゼントの選び方にまとめています。

祖父・父へ贈る場合

お料理を楽しまれるお父様や、DIY、お庭の手入れをするお祖父様には、腰まわりで巻くギャルソンタイプや、丈夫なワークエプロンがおすすめです。「台所用」というイメージを外すと、男性にも使いやすい選択肢がたくさんあります。

道具を入れるポケットの位置など、実際に作業している姿を思い浮かべながら選んでみてください。(参考:男性に本格派エプロンをプレゼント)

60代・70代前半の相手へ

この年代は、ご自身を「敬老の日の対象」だと感じておらず、祝われることに少し抵抗を感じる方もいらっしゃる層です。

エプロンを贈ること自体はとても喜ばれますが、「敬老の日だから」と強調するよりも、「お誕生日の前祝いで」「すごく使いやすそうなものを見つけたから」といった、さりげない渡し方の方が自然に受け取っていただけるかもしれません。

70代後半・80代の相手へ

ご自身でも年齢を重ねたことを実感され、敬老の日の贈り物も自然に喜んでいただける年代です。

ここではやはり、「着脱のしやすさ」を最優先に考えてあげてください。かぶるだけで着られるか、座ったままでも着やすいか。身体に負担のかからない優しい構造のものをおすすめします。

90代の相手へ

まずは、ご自宅での生活のご様子を思い浮かべてみてください。日常的にお料理や作業をされていないようであれば、エプロンは戸棚にしまったままになってしまう可能性があります。

その場合は無理にエプロンにこだわらず、美味しいお菓子や綺麗なお花などに切り替えるほうが、きっと喜ばれるはずです。この記事は「エプロンを選ぶなら」という前提で書いていますが、エプロンが答えにならない場合もあるのです。

1万円台のエプロンは、敬老の日に高すぎないか

作り手として、もう一つ正直なところをお話しさせてください。アンケート結果にもあった通り、敬老の日の相場は2,000〜5,000円未満が中心です。私たちが仕立てているような1万円台のエプロンは、明らかに一般的な相場からは外れています。

実際に上質な割烹着を長年愛用されている方も、「とても良いものだけど、価格が高いので人には気軽にすすめにくい」とおっしゃっています。良いものだと知っているからこそ、人にすすめるときは慎重になるということです。

1万円台の一着が向かない場合

もし次のような状況に当てはまるなら、ご予算を少し下げるか、別の品物を選ばれたほうが自然かもしれません。

  • お相手が家事を負担に感じ始めている、または頻度が減っている
  • ご兄弟やご親族と、贈り物の金額感を揃える必要がある
  • 高価な贈り物だと、お相手が「お返ししなきゃ」と恐縮してしまう
  • お相手のサイズや好みがまったく分からない

高価すぎる贈り物は、かえって相手の負担になってしまうこともあります。 敬老の日はお返しを前提とした行事ではないため、お互いに気を使わないバランスが大切です。

1万円台の一着が向く場合

逆に、次のようなお気持ちがあるなら、価格に見合った満足感をお届けできるはずです。

  • 毎日元気に台所に立っていて、道具の良し悪しを楽しんでくれる
  • 消えものではなく、ずっと手元に残る上質なものを贈りたい
  • 「何年も愛用できる一枚」という考え方に共感できる
  • ご家族やご兄弟でお金を出し合って、とびきり良いものを一つ贈りたい

たとえば、毎年買い替える3,000円のエプロンを5年使えば15,000円になります。 毎日肌に触れる道具だからこそ、「何年も一緒に年を重ねていけるもの」として選んでいただけたら、作り手としてこれ以上嬉しいことはありません。

京都の旗屋がつくったエプロンと割烹着

ここまでの「理想のエプロン」の基準を、私たち作り手がどうやって形にしたのかを少しだけご紹介させてください。

「kiten.」は、京都で1950年から旗や暖簾、法被(はっぴ)をつくってきた「株式会社 加藤健旗店」が手がけるブランドです。雨風にさらされても、人前に長く掲げられてもへこたれない。そんなプロのための生地選びと染めの技術を、そのまま日常の道具に注ぎ込んでいます。

染めはすべて「引き染め」という伝統技法で行っています。生地をピンと張り、職人が刷毛(はけ)で丁寧に染料を引いていく手法です。色が裏までしっかりと通り、色落ちに強いため、洗濯を繰り返すエプロンにとって寿命を大きく延ばしてくれます。(技法の詳細は引き染めとは?をご覧ください)

商品 種類 素材 色 価格
NOREN. 割烹着 60番ブロード(綿100%・日本製) 藍/錫 ¥16,500
MAKU. ハウスワークエプロン 十番天竺(綿100%・日本製) 藍/黄檗/檜皮/錫 ¥13,750
HANNOREN. 腰まわりのワークエプロン 十番天竺(綿100%・日本製) 藍/黄檗 ¥10,780

割烹着「NOREN.」

NOREN.(ノレン) は、その名の通り暖簾を思わせるスリットを背面と側面に入れたオリジナルの割烹着です。

生地には、暖簾にも使われる「60番ブロード」を使用。細い糸を密に織り上げた、なめらかで上品な光沢のある綿生地です。軽く、肌あたりが柔らかく、そして丈夫。先ほどの「基準2」に対する、私たちのひとつの答えです。

特徴的なスリットは、動きやすさはもちろん、家事のあいだにこもる熱を逃がすための工夫でもあります。

色は藍(AI)と錫(SUZU)の2色。白のような「いかにも割烹着」という印象を与えず、ちょっとしたお出かけにもそのまま着ていけるような、現代の暮らしに馴染むデザインに仕上げています。

エプロン「MAKU.」「HANNOREN.」

割烹着ではなくエプロンをお探しなら、MAKU.(マク) と HANNOREN.(ハンノレン) をおすすめします。

どちらも、法被や暖簾でお馴染みの「十番天竺(じゅうばんてんじく)」という生地で仕立てました。適度な厚みと強さを持ちながら、重すぎない絶妙なバランスの生地です。(十番天竺とは?)

MAKU. は肩からふわりと掛けるハウスワークエプロンで、深めのスリットが足の動きを妨げません。HANNOREN. は腰に巻くタイプで、小物を入れやすいポケットがついており、庭仕事やDIYを楽しむ方にもぴったりです。

贈り物としてお考えの場合は、ギフトラッピング(¥350)をご用意しております。金額のわかる納品書はお入れしませんのでご安心ください。 配送伝票の送り主欄には、ご注文者様のお名前を記載します。その他の商品は商品一覧からご覧ください。名入れや特別なご注文をお考えの場合は、法人・団体のお客様へのページをご案内しています。

渡すときに添える言葉

最後にもうひとつ、渡し方のちょっとしたコツをお伝えします。エプロンという贈り物は、「どんな言葉を添えるか」で相手への伝わり方が大きく変わるからです。

街頭調査などでも、敬老の日に祝われた経験がある方自体が少数派だという結果が出ています。受け取り慣れていない贈り物だからこそ、そこでおすすめしたいのが「具体的な一言」を添えることです。

ただ「いつもありがとう」とだけ渡すと、エプロンという品物の性質上、「これからも家事をがんばってね」と受け取られてしまう余地が残ります。

そうではなく、お相手が作ってくれるものや、楽しんでいる時間を具体的に名指ししてみてください。

  • 「これを着て、またおばあちゃんの美味しい煮物を作ってね」
  • 「今年も一緒にお台所に立ちたいから、先に道具を贈るね」
  • 「すごく使いやすそうなものを見つけたから、お庭のお手入れのときに使ってみて」

このように伝えると、年齢を意識させることなく、その人の「日々の楽しみ」を応援する素敵なプレゼントになります。敬老の日の本来の趣旨である「人生の先輩への敬意」は、年齢という言葉を使わなくても十分に伝えることができるはずです。

よくある質問

敬老の日にエプロンを贈るときによく寄せられるご質問をまとめました。

Q. 敬老の日は何歳から祝うものですか?

A. 特に決まりはありません。国民の祝日に関する法律は年齢を定めておらず、趣旨を「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」としているだけです。内閣府の調査でも、60歳代を高齢者の入口と考える方は1割に届きませんでした。お孫さんが生まれたタイミングで祝うご家庭もあれば、70代後半から自然と始めるご家庭もあります。 もしお相手が身構えそうなら、お誕生日や日頃の感謝として渡すのもひとつの方法です。

Q. エプロンは敬老の日のタブーではありませんか?

A. ご安心ください。エプロンは避けたほうがよい品物には含まれません。 縁起の面で避けられがちなのは、寝具(寝付く)、お茶(弔事)、ハンカチ(手切れ)、櫛(苦・死)などですが、エプロンはこれらには当たりません。むしろ「これからもお元気に」という前向きなメッセージを込めやすい、素敵な品物です。

Q. サイズが分からないのですが、贈っても大丈夫でしょうか?

A. エプロンや割烹着はサイズの融通が利きやすいため、贈り物には向いています。ただ、「分からないからとりあえず大きめ」は避けていただくのが無難です。 大きすぎると肩からずり落ちてしまうため、おおよそのご身長から標準的なサイズを選んでいただく方が、快適にお使いいただけます。

Q. 長寿祝いのテーマカラーに合わせたほうがいいですか?

A. 合わせても素敵ですが、必須ではありません。還暦は赤、古希と喜寿は紫、傘寿と米寿は金、卒寿と白寿は白、というのが慣習として共有されていますが、kiten.の商品は藍や錫といった日常に馴染む日本の伝統色で染め上げており、いわゆる長寿祝いの色とは異なります。 もしお祝いの色を取り入れたい場合は、お手紙やちょっとしたお花などで色を添えるのがおすすめです。

Q. 敬老の日の予算はどのくらいが普通ですか?

A. 調査によると、2,000〜5,000円未満で検討される方が多いようです。私たちがご提案する1万円台のエプロンは少し相場より高価になりますので、ご兄弟やご家族でお金を出し合って一つの良いものを贈るという形にされると、お互いに気兼ねなく喜んでいただけるかと思います。

Q. エプロンと一緒に何を贈るとよいですか?

A. アンケートでも人気だった「美味しいお菓子」や「食品」を添えるのはとてもおすすめです。エプロンという形に残るものと、美味しく楽しめる消えものの組み合わせは、受け取る方にとっても重すぎず、心に残るバランスのよい贈り物になります。

まとめ:お年寄り扱いをしない、これからのための一枚を

最後に、エプロンを選ぶ際のポイントをまとめます。

# 項目 判断の指針
1 前提 贈られる側の半数以上は、ご自身を「高齢者」だとは思っていない
2 意味 「無理しないで」ではなく「これからも元気で続けてね」を贈る
3 着脱 腕を後ろに回さず、すっぽりかぶって着られるか
4 生地 軽さ・丈夫さ・優しい肌当たりのバランスを見る
5 サイズ 「迷ったら大きめ」は避ける。身幅の合うものを
6 色 汚れが目立ちにくく、顔まわりが沈まない中間〜濃色を
7 予算 相場は2,000〜5,000円。高価なものはご家族でお金を出し合って
8 言葉 単なる感謝ではなく、「あなたの作る〇〇が好き」と伝える

敬老の日は、長寿をお祝いすると同時に、その方が積み重ねてきた時間に心からの敬意を示す日です。

「これからも元気で、好きなことを楽しんでね」。そんな想いとともに、明日も台所に立つ方へ、とっておきの道具を選んでいただければ嬉しく思います。

私たちが引き染めや上質な生地を選び続けているのは、何年先も手元に残り、愛着を持って育てていただける布をお届けしたいからです。あなたがお選びになった一枚が、お相手の毎日にそっと寄り添う存在になれることを願っています。